世界のハイパフォーマーを30年間見てきてわかった
一流が大切にしている仕事の基本
アメリカン・エキスプレス、アーサーアンダーセン、IBM、GE。一流グローバル企業を経て、「アジアの組織開発コンサルタントトップ10」に日本から唯一選出された著者が教える、いつでも、どこでも、誰でも成果を出せる方法。
一流とは「あの人に任せておけば大丈夫! 必ずいい結果を出してくれる」と、みんなから思われている人です。
一流の人と普通の人との違いは、「思考」と「行動」です。「思考」すること、「行動」することは誰もがやっています。でも、一流は、成果につながる正しい道筋を見つけ出し、その上を地道に歩んでいるのです。
著者がこれまでにコンサルタントとして実際に関わった顧客企業は、延べ3000社。日本を代表する企業や大手外資系企業が中心です。それらの企業で成果を出し続けている1万人以上の一流のビジネスパーソンを分析した結果、一流の人の「思考」と「行動」には、びっくりするくらい共通点があることがわかりました。業界、職業、職種、職位、年次、世代、国、時代が違ったとしても、根っこは同じだったのです。
この一流に共通する「思考」と「行動」をとりだしてやってみることで、いつでも、どこでも、誰でも、成果につなげることができます。
本書は、ビジネスパーソンならば、誰にでも必要な「思考」と「行動」を50個に絞り、「一流の人はみんなこうやっていますよ」ということをまとめました。50個の選定にあたっては、仕事を教えてくれる人がそばにいない環境で働いている人が知りたいことや、今さら上司や先輩に聞くのは気が引けてしまうようなことを網羅しています。
【目次】
第1章 「質」を向上させる仕事術
- 1 メモの効果を利用する
- 2 資料はさっさと処分する
- 3 情報の落とし穴を回避せよ
- 4 情報は惜しみなく共有する
- 5 メールの全方位にまで気を配る
- 6 会議資料は1枚にまとめる
第2章 効率よく進めるダンドリ術
- 7 仕事はリデザインからはじめる
- 8 仕事を捨てる勇気
- 9 安正早楽
- 10 忙しくしない
- 11 メールはとにかくシンプルに
- 12 オンもオフも関係なく「今」やるべきことをする
第3章 問題解決のための思考法
- 13 最初に「何を考えるのか」を考える
- 14 仮説検証を積み重ねる
- 15 常識や過去の経験にとらわれない
- 16 言語化して思考を深める
- 17 根本にある原因は何か?
- 18 数字のトリックにはまるな
- 19 「大前提」を確認する
第4章 意思や物事を明確に伝える説明力
- 20 読み手の思考をナビゲートするプレゼン資料
- 21 話の順番はTPO次第
- 22 自分の話したいことは後回し
- 23 ストーリーで語れ
- 24 難しいことはたとえ話に
- 25 言いにくいことほどはっきり言う
- 26 相手を傷つけずに主張する
第5章 仕事を円滑にするコミュニケーション術
- 27 大事なことは顔を見て話す
- 28 コミュニケーションは相手のスタイルに合わせて
- 29 1勝9敗のWin-Win
- 30 お客さまの要望はそのまま引き受けない
- 31 苦手な人の壁打ち相手になる
- 32 満場一致を打ち砕く
- 33 仕事では親友より戦友
- 34 気配りの達人
第6章 チームをまとめるリーダー術
- 35 定性目標は比較で示す
- 36 相手の思考を深める質問
- 37 素人であることを強みに変える
- 38 評価は平等にしない
- 39 HowとWhatは部下に任せる
- 40 部下は頻繁には褒めない
- 41 部下の失敗は成長に変える
- 42 部下の指導はカスタムメイドで
第7章 ビジネスパーソンを一流に変えるマインドセット
- 43 仕事のスピードをワンランク上げる
- 44 自分を丸ごと受け入れる
- 45 弱みは無理に伸ばさなくてもいい
- 46 給与の5%は「忍耐手当」
- 47 年収と同額の貯金をする
- 48 キャリアは思い通りにならないもの
- 49 見えない報酬にも敏感になる
- 50 心が折れそうな話は副音声解説で聞く
- 著者
- 佐藤美和
- 発行
- かんき出版
- 発行日
- 2024.10.7
- 定価
- 1500円+税